そこで、西洋語では「左」にはろくな意味がないことに思い至った。「右」は正当性・巧妙なことを意味する一方、「左」は逆に非正当性・愚鈍なことをさす。スペイン語の形容詞「不吉な=siniestro」は「左の」を意味する。イタリア語(sinistro)も英語(sinister)でも同様だ。また、英語で「左」を「left」というのは「right(右/正しいこと)」の残りのものという意味からだという。「Parece
ser que hoy me he levantado con el pie izquierdo.」は、「今日はついていないようだ」だ。そして、旧約聖書の「伝道の書」第10章2節がそのとどめを刺してくれる。「知者の心臓は右側にあり、愚者の心臓は左側にある」と。「左」はまさに踏んだり蹴ったりだ