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『月刊・スペイン語あれやこれや』 "Español Variopinto, Mensual"

  


===  「ないよりまし」  ===

ある時、我が家のお風呂のボイラーが故障した。風呂に給湯するはずの蛇口から出るのは水ばかりでいっこうに湯が出てこない。これではお風呂に入れない。このあたりにある「風呂」らしきものといえば、車で10分ほどのところにある「健康ランド」くらいしか思いあたらない。この「健康ランド」を銭湯と呼ぶにはあまりに余計なアメニティーを備えており、そして、銭湯代りに使うには入湯料が大人1500円ほどもするため高すぎる
風呂の修理を頼んでも、下見にはすぐに来てくれるとしても、その場で直るとも思えない。「あぁ!困った!」と出費の計算をして頭を痛めているところに娘の救いの声。「おかぁさん、水を浴層にためてから追い炊きする方法でならお湯になるよ。中途半端な壊れかたでよかった。」と言う。つまり、使えないのはシャワーだけということのようだ
このときほど、「中途半端」をありがたいと思ったことはない。「ないよりまし」どころか立派に風呂として機能するではないか
安心したところで、業者に連絡。その日のうちに見に来てくれた。しかし、部品の取り寄せやら日程の調整やらで、やはり修理が完了するのは一週間先となった
昨今のワンルームマンションなどについている風呂桶はスペースの都合から、極限までダウンサイジングされている。体の大きな男性などは浴槽にはつかれず、シャワーとしてのみ使用したりするようだ
我が家の風呂も、決して超小型ではないものの、体の大きな娘達には「屈葬風呂」だ。でも、たとえ超屈葬風呂であっても「ないよりまし」なのだ。「ないと困る」のだ
「ないよりまし」と言う表現は、「中途半端でいいかげん」なニュアンスを伴って聞こえるが、この表現が使用されるシチュエーションに具体的に思いを馳せてみるとそんなことはない。この表現を裏がえして、「あるよりまし」「あったら困る」と比較してみると、ずいぶんとこの表現を見直してしまう
「ないよりまし」はスペイン語では、「
Algo es algo」「Menos da una piedra」「Menos que nada」という。禁句系では、「Mejor que una mierda en la nevera」なんていうのもある
例えば、仕事があまりにも忙しく、食事も取れずに、頭も体も参ってきた時に、「
No sé si te gusta. Pero algo es algo.(お気に召していただけるかどうかわからないけどないよりましでしょう?)」とおにぎりなどを差し入れてくれるほどありがたいことはない。でも、このシチュエーションでは決して、「Mejor que una mierda en la nevera.」とは言わないでネ

Gatito Umi-chan

以上は、本塾のメールマガジン『e-yakuニュースNo.72(2006年10月末発行)』に掲載されたものです

 

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