翻訳・通訳学習を通して、本格的に、そして、本腰を入れ、じっくりとスペイン語を学び、実践的なスペイン語力を身に付けたい、伸ばしたい人のための塾です

Fundado en 1995

スペイン語翻訳通訳

Instituto de Traducciones de Tokio

ここは日西翻訳通訳研究塾ホームページの「よくある質問」ページです
  

よくある質問とその回答集
(小塾の塾頭が懇切丁寧にお答えしています)
スペイン語学習者の駆け込み寺(その02)
=== 悩みの相談室  (O) ===

 
質  問 (01)

回    答


一点質問させていただきます。現在YYコースを受講しておりますが、毎回添削頂く中で、もう少し基礎文法に自信を持ちたいと思うようになりました。基礎文法コース(できればSuperior)を次の3ヶ月受講することは可能でしょうか?もしできる様でしたら、基礎文法コースで基盤を固めた後に翻訳コースに戻って勉強したいと考えております。大変お手数ですが、ご回答を宜しくお願い致します
 (e-TenのOさん)

文法面でのご不安、よ〜く理解できます
まず始めに、あなたは「準応用レベル」ですからけっして悪くないスペイン語能力を有しておられると思います
つまり、基本的な文法の勉強は済んでおられる段階におられます
次に、小塾の「基礎文法コース」は、西検受験対策用に作られている模試形式で、講師による文法上の説明を詳しく受けられるという形式のものではありませんので、あなたのレベルではあまり役に立たないのではないか?と考えます
一方、スペイン語文法への不安、若しくは、「間違い・思い違い」というのは、実は、プロレベルになっても残るもので、これを気にしていると前進が難しくなります。なぜならば、実際のスペイン語(文)というのは、文法でも理解(解釈)できないようなものが一杯です。そうしたものは「翻訳」を通して勉強可能なのです
HPのこの「Q&A」上でも様々な側面から同種の記述をしておりますが、ある程度の知識を得た後、それ以上にスペイン語能力を高めて行くには、つまりスペイン語文法を理解するには、より多くのスペイン語文を訳していく、つまりは、スペイン語の文の法則(文法)を、実際の文章を通して知ることであり、決して自分でスペイン語を作文していくことではないのです。外国語での作文は往々にして(実際に文字としては書いていなくても自分の脳裏にある日本語の)翻訳か?或いは、自分が「自由に使えるレベルの範囲内の」スペイン語だけでの「組み合わせ」に過ぎません。より高度な、より多くのスペイン語文法(=『文』の作成方『法』)を学ぶには、より多くのスペイン語文に接し、それを日本語に訳しながらスペイン語表現を学んでいくことです。つまり、西和課題は、決してそのスペイン語をどのような日本語に訳すのか?にではなく、どのようなスペイン語での表現が存在するのか?そしてそれらがどのような?或いはなぜそのような表現方法、どのような表現の時にどのようなスペイン語作文法を使っているのか?を勉強するために使用して頂くことこそが西和翻訳課題の意義なのです
 
 
質  問 (02)

回    答


スペイン語圏諸国の大使館勤務を目標に勉強していますが、まだほとんど始めたばかりで、どのような勉強をすれば良いか分かりません。大使館勤務という考えは、20年前に好きだったTV番組”大使の国の宝物”を見て以来、文化を紹介する大使館のお仕事に憧れてきたこと や、日本にいながらスペイン語にどっぷり浸かれる環境であるなどが理由です
(東京都のMさん)

人生のきっかけというのは思いがけない形でやってくるものですね。小生も間接的にではありますが10年ばかり勤務していましたが、勉強には何らかの指針となる目標というものがあればそれに向かって邁進できますし、少々辛くても頑張れますので、あなたのアプローチの方法も一つの方法かと思います。また、小生が座右の銘としている「貧欲は勤勉の鞭」とまったく同じ考え方で、その意味では大変嬉しい限りです
今回は、小塾の「クラス判別テスト」を受けて頂いたわけですが、【翻訳準応用クラス】と判定させて頂きましたのは、まず第一に、難解な部分になると「推訳(細かいことはさておき、推測にて訳す行為)」が勝っていること、第二に、まだまだ細かい文法の部分が未完成であることなどがその判定の基準となりました
第一の部分については、「けっして良いことではない」のですが、潜在的にこの能力を有しているかいないかによって、今後の伸び方がかなり違ってきます。なかなか文字では表しにくいのですが、敢えて申すならば、そして肯定的に申し上げるなら、「語学のセンスがある」ということなので、助言としましては、とりあえずは、この誰もが有しているわけではないあなたの能力に「封印を」して、まずは第二の「文法問題」を解決され、「どのような文章にぶち当たっても怖くない」状態になるまでにレベル向上を目指されることが先決だと思います
レベルが徐々に上がってくると、自ずと大使館などへの就職も可能になってくるでしょうが、まずは更なる修行を積んで頂かねばならないと思います
大使館の内でも様々な職種が存在します。いわゆる一般事務職の領事館員だとか、大使秘書や、例えばパナマ大使館のように、船舶関係の特殊な事務仕事等というのもあるのですが、いずれにしても「高いスペイン語能力」が問われるのは当然ですが、例えば他の「専門職」を有していると有利な場合もあります。例えば、商務部の専門員などです
大使館勤めには、スペイン語の会話能力も要求されますが、その基本となる翻訳能力はもっと問われます。また、最近は、スペイン語と同時に英語の能力も要求されます。スペイン語と英語ができて当たり前の時代です。そうでないと採用はなかなか難しいと思われます
大きな大使館では、一次試験、二次試験、そして最後に口述による面接試験と、三段階に分けて採用試験を実施する大使館もあります。通常は二次試験でこの翻訳および作文能力が試されます。面接は、この二次を合格するだけの能力を有している人であれば、そのほとんどが合格できるレベルるにあると言っても過言ではありません。後は、当然のことながら人柄が問われるわけですが、これはもうお勉強の範囲外の問題です。ただ、相当の翻訳能力を有していれば、ある程度の会話にも対処可能ですが、むろん通訳能力も重要な要素ではあります。まずは、やはり翻訳から勉強されるべきでしょうね
もっとも、小さな国の大使館では、外交官との会話による意思疎通が大きな要素にはなるものの、その場合は、英語でもOKな場合もあります。しかし、「読み書き」はスペイン語ですし、日本の外務省に書類は日本語で提出しますので、スペイン語を正しい日本語に翻訳する能力というのが最大のポイントになります